Two Gallants
Two Gallants


3rdアルバムにしてs/t。僕にしては珍しく1stの頃から持続して聴いているのですが、単なるルーツミュージック・フォロワーに毛の生えた程度(は言い過ぎなんだけども)からここまで成熟していってるのは感心します。ロックって真っ直ぐな樹形図にひょっこり小さく亜種の矢印があって、それがこいつら。しかもこの矢印後ろに向いていると言うなかなかの反骨ぶり。懐古って言うにはこの瑞々しい音は美しく響きすぎる。

彼らの場合スタート地点からしてルーツミュージックだったわけで、strokesやらrazorlightやらwhite stripesやらがはたと気がついてバックギアに入れたのと違って最初から(時間的な意味での)後方を見据えてたんでしょうが、それがようやく昇華された感じ。ヴォーカル/ギターとドラムという潔すぎる編成が、狙ったのかどうかフォーキーなミニマルっぽさも出してて良い。そんなバンドいたなぁ、で終わって欲しくないバンド。


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